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【お買い物】  とちの実  佐藤

2019年09月30日 | とちの実

太陽がアスファルトを焼くように、照りつる季節になりました。
この季節は熱中症や夏バテが心配です。
しかしながら、晴れる日が多く外出する機会の多い季節でもあります。
真夏の太陽の日差しを定位置の座席から感じ、Mさんが私に向かって話し始めました。
Mさん「外出したいな、買い物の予定はあるの?」とMさん。
一緒に夕飯の買い出しに出かける事を提案しました。
Mさん「間食のお菓子でも買い行くか」と。
買い出しに一緒に出かけると、Mさんは若い頃、この季節は、海に出かけたと話始めました。
Mさん「昔は真夏の暑さを海で感じたけど、今は暑すぎて遠出をしたくない。少し過ごし易い季節になったら、散策してもいいな」
私「秋になったら紅葉でも観に行きますか?」
Mさん「過ごしやすい季節になったら、行きたいね」
私「秋口になったら、行きますか?」
Mさん「そうだね、海はだめでも公園に紅葉くらいだったら行けるな」
グループホームからスーパーまでの道のり
Mさん「暑くてしょうがないな、この季節は。。。」
私「暑いですね。。。この時期は何を楽しみにしてましたか?」
Mさん「この時期は、甲子園と海だな」
私「野球好きなんですか?」
Mさん「野球見るのは好きだけど、やるのは苦手だね」
私「笑、少し運動がてらキャッチボールでもしますか?」
Mさん「笑、気が向いたらね」
そんな他愛もない会話をしているとスーパーに到着。
スーパーに着くやいなや小さい子供のように、お菓子コーナーへ歩を進めました。
好きなテレビ番組を見る時のオヤツを微笑みながら選んでいました。
ご自分で食べる物を選ぶ事も楽しいようです。
普段、面倒くさがりなMさんですが、買い物で外出する時は、気分が良いのか昔の事を話してくれます。
イタズラッぽく可愛い少年のような笑顔で昔の事を話す時Mさんは楽しそうです。
グループホーム内では思春期の少年のようなMさんですが、外出がMさんの今までの記憶を鮮明にしてくれるのだなと感じました。
外出し、ご自分の脚で歩く事や外の空気を肌で感じることが、脳と体に良い影響を与え、脳の老化・体の健康状態を改善していくのだなと知りました。

09:37 | Posted by jizai