一緒に生活をしていると、いろいろと気になる事があると感じます。
その一緒にいる時間が長くなればそれだけ気になる事が多くなるのではないかとも感じます。
つげの実でよく見かける光景として、1人の入居者さんが入院されてしまうと「あの人、どうしたの?」「○○さんどこいっちゃったの?」と毎日聞いてこられる方がいらっしゃいます。
最近のことでは、食事の前、まだ全部準備が終わっていないうちに、ついつい先に食べてしまい、そのことを見ていた別の入居者さんが、「まだ、いただきます、していないでしょ、あなた毎回だよ」という言葉をよく聞きます。
とても気になるのでしょう。でも、だんだんと気になるから、気にかけるに変わってきたように見え始めました。
気になると気にかけるは同じように見えますが、気にかけるというほうが、より積極的に相手を見ている、相手と接しているということだと思います。
これも、グループホームで共に一緒に生活をしているからこそのことではないかと思っております。
でも、入居者さんが作る料理は、とても上手でおいしそうに見えるので、早く食べたくなってしまう気持ちはすごくよくわかります。