入居されてから外部のご友人と麻雀旅行へ出かけるNさん。
多い時では毎月。「今回は負けちゃった。でも楽しかったー。はやく次も行きたいよ。」と笑いながら話すNさん。
あの日、私は新宿駅までNさんを送ることになり、一緒に行きました。つげの実を出てから駒込駅まで歩く。切符を買う。電車に乗って新宿駅まで。
サクサク行動するNさんのうしろをついて行く、私、新山。新宿バスターミナルでNさんのご友人を待つ。かなり待ちました。Nさんから聞いていたご友人の方をイメージしてた通り黒服に包まれた、芸能人なみにオーラを放った3人組が向こうの方からやってくるではありませんか。
(おおお、めっちゃかっこよすぎるやろーー。と新山、心の声がなぜか関西弁になる。笑)
私は「Nさん、もしかしてあちらの方が、ご友人様ですか?」と聞くと「おーーーーー。」と席を立ちご友人と抱きつくNさん。
その時、つげの実で見せる顔から別の顔を見せたNさん。キリッと背筋が伸びる。
そして新山が「はじめまして。新山と申します。宜しくお願い致します。ペコリ」と挨拶をすると最高高齢者のご友人の方が丁寧に挨拶すると他のご友人の方も続いて挨拶。
短い時間でしたが、その神秘的な空気に触れ、Nさんのかっこいい生き方をイメージした通り一致した瞬間でもありました。「いってらっしゃいませ。」と新山は、つげの実に戻る。
後日帰ってきたNさんに話を聞いたところ、その麻雀旅行は20年続いているそうです。