先日、つげの実に若い男性の実習生が介護福祉士の資格取得のために学びにやってきました。
今までは、介護ヘルパー取得のために短期(2日間)の方がたくさん実習に来ていましたが、今回は介護福祉士とのことで10日間という少し長い期間の実習でした。勤務も職員とあわせて同じ勤務体制で夜勤や、日勤などさまざまな形で勤務していただきました。
私自身、全くベテランでもなくまだまだ知識不足だと思っていますので、変な緊張感を感じていました。とにかく、目的としては、普段の介助の見学と、主にコミュニケーション(信頼関係)を築いてもらおうかと、利用者様と話しやすい環境を作ってできるだけ多くの利用者様と接していただきたいと試みました。
ある日、実習生と夜勤を一緒に経験する機会がありました。そのときに、一人の利用者様が夜間にご自分の部屋から何度も出てこられ、私と居間でしばらく話をしていました。
ちょうど実習生と居間で話をしていたところだったのですが、我々の会話に入ろう入ろうと必死になって参加していました。
そしてその利用者様が自室へ戻った後、実習生に「どうしてこの方は、何度も自室から出てこられたのかと思いますか?」と質問してみました。
実習生は「寂しいからだと思います」と返答が返ってきました。
たしかにその方は、人が集まる場所が大好きで、お話をするのもとでもお好きなかたでした。
その場になじむのにも時間が必要だと思うのに、たった10日間の中で信頼関係を築いて下さいというほうが大変なことと思います。しかし、その短い期間の中でも徐々に動きの範囲も広くなり、周囲も少し見えてきたかなと思いました。実習生なので、レポートも書きつつ、提出書類もたくさんあって、学生もつくづく大変だな~と(笑)思いました。
わたしは、これから40代の身体にムチを打って勉学にもはげみたいと思います。