まだまだ、残暑が厳しい中、少しずつ秋の気配を感じる涼しい風もでてきた様に思われる今日この頃です。
今年の夏は、連日「高温注意報」がテレビのテロップで流れっぱなし、脱水や熱中症などの危険と隣り合わせの日々が続きました。その為か、入居者の皆様との日中の買い物や散歩もいつもよりは控えめになってしまいました。このような時こそ、色んな工夫が必要かと考えてしまいます。
私が勤め始めた半年前は、声かけにはっきりと応答してくれ「ばかやろう!」とか、威勢のよい声もあった方が、ここの所は言葉数が少なくなってしまったので、一緒に歌うことに努めています。
自分の歌唱力に自信がないのとレパートリーの少なさが恥ずかしく居間では躊躇してしまい、主にお部屋で着替えをしたりする時、その方と二人で合唱しています。
もともと歌がお好きな方なので本当は、色んな歌もご存知だろうし好きな歌もあるだろうと思うのですが、良く歌うのは「赤いリンゴ」「東京音頭」などです。
その方の歌声は本当に一生懸命で、大きなはっきりした声を出されます、自分流の節回しもところどころみられ楽しい時を過ごしさせてもらっています。
会話が上手くとれなくても歌声はこんなにもしっかりしている事に驚かされます。
そして、素敵な笑顔を見せてくれる・・・人にとって歌の影響力は絶大だと痛感しています。
また、一緒に歌う事で心が通じたように介助もスムーズにいく様に感じています。
今後は、居間で自然に歌を口ずさみ、皆さんと大合唱して楽しい時間を過ごせるようにしたいと思います。