Mさんが入所されてから半年が過ぎました。あっという間です。半年経ったらある程度は交流が深まりそうな気もしますが、まだまだ時間がかかりそうです。
それはなぜかというと、私とMさんの間にはまだ溝が感じられるからです。
というのは、ある事件から信頼関係が壊れるのですが(事件というのは、Mさんの身体的事情から職務的にやむを得ずの事情なのでそこは汲んでください)、その直後に私の事を大大大嫌いになる宣言をされました。それは仕方ない事だと思いました。
ですが、あまりにも極端な嫌われっぷりでびっくりを通り越して私自身笑えるほどでした。(Mさんごめんね)
私を見た、または出くわした瞬間にドリフばりのリアクションで驚かれたあと、それはもうあからさまに逃げていきます。Mさんは3階にお部屋があるので毎朝コーヒーを淹れに1階へエレベーターで降りてくるのですが、扉が開いて私と目があった瞬間にマトリックス状態になる手前の動きのあと、泣きそうな表情でエレベーターのボタン連打です。そんなMさんの様子を見て私は貞子かエイリアンか?と思えてきました(笑)
※ 至ってノンフィクションです。
そんな状態が続いていた頃、ある非常勤スタッフが私に「Mさんって仲座さんの事が好きなんですか?」と言ってきました。あ~正に小学生男子が好きな女子に意地悪する、好きなんだけど反対の態度で接するっていうアレか!・・・うん、違う!完全に違う!!
「いやいやいや、まず好きっていう前提じゃないからね~実はね。。。」と事情を話すと「てっきりそうなのかと思っちゃいました」と言われるくらいのレベルでした。
あるスタッフからは「こんな避けてるって事はかなり意識してるから逆に大好きになる可能性も大だよね」とも言われ。そうなるといいんだけど~なんて思いながら早6ヶ月。とちの実のリアクション王は
さすがに落ち着きましたが、まだそこまで私と目を合わせてくれません。でも少しづつ、少しづつなんとな~く分厚かった壁が薄くなってきたかのように思える今日この頃。2年後の春には私を受け入れてくれるかしら(笑)長い目でその日を楽しみにしています。