10月までは暑い日が続いていましたが、11月に入った途端、急に寒さがやってきましたね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
今回はぶなの実の入居者さんについてお話ししたいと思います。
Nさんは今年94歳になりますが、ぶなの実で1番の働き者です。最近、首の痛みがあるNさん。普通なら首が痛いからお部屋で休もうとなる所ですが、Nさんは違います。「首が痛いから散歩に行ってきて良い?気分転換しないと」と仰います。なんて、凄いのでしょう。その元気を私にも少し分けて欲しいくらいです(笑)。
そんなある日、近隣の小学校で運動会がありました。いつもと同様にNさんは「首が痛いから散歩して来るわ」と。そんな時、Sさんが「近くの小学校で運動会をやっているわよ。一緒に行ってみない?」とお誘いしてくださいました(いつもSさんはNさんがお一人で出掛けて迷子にならないか心配してくれています)。
この時間は職員が一人勤務の為、同行出来ず、お二人で近隣のコンビニでジュースを2本購入し、いざ運動会へ。
運動会も昼休憩となり、お二人が戻って来られました。あれ?何か持っている!?と気づいた私は「何を貰ったのですか?」とお聞きしました。するとSさんは「かけっこしたら景品貰っちゃったのよ!」と。すると後ろにいるNさんも持っているではありませんか!!「ばばもついでに走って貰っちゃいました」と笑顔でお話ししてくださいました。
もし職員が同行していたら、走るのは危険だからと止めてしまっていたかもしれない。またお二人も気を使って走らなかったかもしれない。お二人の残存能力はまだまだ未知数だなと感じる事の出来た1日でした。
今ではお二人の走っている姿が見られなかった事がとても残念です。