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【編集後記】  林田

2021年11月30日 | 編集後記

鎌倉殿の13人という大河ドラマが流されています。大河ドラマなので、現代のドラマと同じと考えるのもよいと思うのですが、歴史を踏まえているという点では、なかなか面白いのではないかなと思います。
歴史ドラマを見るといつも思うのですが、その時のその人は本当は何を考えていたのだろう?と言うことです。なかなかありえない設定などもあるのですが、歴史古文書などを解説しているものを見ると、意外と現代と違う部分が少ないのではないだろうかと思うこともあります。
そんななか、鎌倉殿の13人で気になるのが、北条政子のことです。
北条雅子は、恋愛結婚です。当時は家というものがあったので、恋愛は自由ではなかったはずですが、まるで、自由恋愛のような結びつきをしています。しかも何の権力もない源頼朝とです。この時の心情をかんがえるだけでも、当時のことを考えると不思議でなりません。また、政子は、夫に先立たれた後、実子である息子たちも死んでしまうのです。なかば諦めるような最期を迎えた将軍もいます。そう思うと、政子はどのような
心境だったのかとその心根を考えると、頭が痛くなります。
どれだけの決意で、鎌倉幕府を作ったのか。その思いの大きさを想像すると、大変なものだっただろうと思います。

09:22 | Posted by jizai