今年の春のぶなの実の皆さまは体調こそ崩されることはありませんが、このご時世のため買い物や喫茶店へ行くことができません。その代わりに散歩へ出ることを心がけてはいますが、散歩へ出る回数は以前の買い物へ出かけるよりも遥かに少ないのが毎日気がかりです。その理由は職員の入れ替わりがあり、そこまでのスキルが備わっていないということなのですが、かなり危機感を抱いています。
ある日、久し振りに外へ出たIさん。失語症があり発語が聞き取りづらいのですが、外へ出て風を感じた途端に「あー。良かった。あー。良かった。いいね~。いいね~。」とはっきりとした口調で仰り、前へ前へと進んでいきました。
この状況が続くと入居者さんの姿が変わっていきます。そうならないよう職員一丸となり、事故を防ぎ、この生活を維持出来るよう支援していけるよう職員のスキルをあげていきたいです。
ぶなの実の入居者さん、政府が言っている一律10万円現金給付を楽しみにしています。ここの部分だけは聞こえているようです(笑)。