はじめまして、前倉と申します。ぶなの実Aユニットで数多くの生活に触れることができ、その多さ故に悩みもてんこ盛りでした。忙しい諸先輩方へのしつこい相談(この場をお借りしてお詫び申し上げます)、介護に関わる力学や心理学、体験などの本を読み漁り、実践しては失敗を重ね、脳細胞と身体をフル空回りさせている間に1月以上経ちました。
中でも当初から増え続ける悩みの1つに「ご意思」があります。食後間もなく質問される次の献立…等に代表される間の悪いご意思の確認は誰のためのものなのか。少しずつですが、積み重ねられた嗜好や生活背景、現在の体調や感じ方に注目する高い関心を持ち続ける力と、心のこもったささやかなはからいを身につけていくことで、誘導や強制の入らない心地よいご意思に添うことに繋がるということを、諸先輩方の対応を見て感じはじめました。ここ1月のたった一つの成果です。長い闘いになりそうですが楽しみです。よろしくお願いいたします。