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編集後記 林田

2016年08月31日 | 編集後記

先ごろ、「鼻めがねという暴力」という本を、初めて書かせていただきました。
内容は、虐待やそれにつながる不適切なケアについて、どのように未然に防ぐか、また起きた時にどのような対応をするか。と言う内容を実体験と、それに伴う考察によって構成されております。

虐待がテーマであることと、それにもまして、自分が虐待をしそうになった過去や、うちの事業所で起きた虐待のことを書いておりますので、正直な気持ち、この話が持ち上がった時は、一度お断りをしました。
しかし、世の中では虐待を通り過ぎた事件が起きておりますし、虐待が起きていく背景を細かく書かれた本がありません。自分の体験を書くことにより、少しでも世の中の虐待が減り、そしていつかはなくなることがあればと言う思いで書かせていただきました。
 
当初、本を書くといっても実体験やこれまで考えていたことを書くだけだと思っていましたので、「さほどの苦労もなかろう。」と高をくくっていましたが、それはそれは大変な作業でした。何よりも、自分の過去との闘いをしなければなりませんでした。
さまざま方のご理解とご協力でできた本です。どうぞご一読いただければ。と思っております。

10:14 | Posted by admin