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【ぶなの実に入って、早くも1年が過ぎました】   ぶなの実1F 木村

2011年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

早いですね~!私は以前、勤めていた会社が倒産となり、失業保険と蓄えで、のんびりとは言いませんが、マイペースに職を探しておりました。
そして、求人広告で見つけたのが、この会社(有)自在です。資格もなく、介護経験など全くない状態、しかも認知症の症状など知るはずもなく、この会社に採用されました。
惹かれた理由は、なんと言っても事業所のネーミング!
きみさんち・のんびり家・お寺のよこ・とちの実・つげの実・そしてぶなの実!なんとも癒される名前なんだ~と、いいじゃん!と…でも、果たしてこの私に介護が勤まるのかと、不安もありました。…が、思い切って飛び込みました。
採用です!やった~!との事で、今に至るわけですが…
最初は、Aユニットでお世話になりました。
Aユニットは比較的落ち着きがあり、何だか女子寮の雰囲気があり、楽しい毎日を過ごさせて頂きました。「私、むいているかも…?」と思ったのも確かです(笑)
ですが、私が担当するのはBユニットでした。Aユニットとお別れするのは寂しいけれど同じ建物だし、がんばろ~ってな具合に、甘く考えておりました。
Bユニット開設当時、最初に入居されるAさんは、代表いわく「最強(とても生きる力の強い方)が入居されるかも知れない」と、そんな事も聞かされた事を覚えております。ですが、そんな事言われても、あまりしっくり来ず、まぁ、私の考えも甘かったのか…実際、とても強い方でした(笑)…いや、他にももっと凄い方はいらっしゃるかも知れませんが、私の中では最強でした。
Aさんが入居された初日も(細かく話すと長くなるので省略)圧倒されました。
入居されて何日目かのある日、自宅へ帰りたいという思いが募ってすごい勢いで、出て行きました。ですが、行きは何事も起こらず、無事だったのですが、帰りに事は起こりました。
帰宅途中にその知人が居るとAさんが言われ、知らないビルに入って行かれたのです。
私は焦りで、パニック状態でした。ビルの中の社員の方達が一斉にこちらを見るし、知人が見当たらないのを確認すると、2階に上がり、また探そうとされる。
そこの社員の方には「何の御用でしょうか?」と聞かれ、その間に私はAさんに精一杯、ここには知人が居ない事をアピール!…ですが、自立支援!という事が頭をグルグル!!どうすりゃいいの~(泣)
この時は正直辞めたくなりましたね(笑)対応の仕方が分からなかったのです。
今なら、もっとうまく出来ますが…(笑)
私達も人間です。分かっているけど、うまく感情のコントロールが出来なかったり…
基本的な事ではありますが、まずは人には欲求があり、私たちを必要とされる方は認知症だという事を頭に置いておくことですね♪

15:51 | Posted by admin