5月の話しですが、携帯電話をiPhoneに変えました。
僕が感動したのはアイフォンのアプリの中に携帯電話でラジオを聴けるものがあり、それでJ-WAVEが聞けるようになった事です。それからは毎週土曜日の深夜1時から5時に放送している「ふかわりょう」の「ロケットマンショー」という番組を聞きながら深夜に散歩するようになりました。すると、翌週に楽しみが持てたり、散歩の効果からか、少し痩せて健康になりました。勿論その他の日はよく眠れています。
ぶなの実の入居者のAさんは、週に何回か深夜まで起きている事があります。
実は、今この記事を書いている最中もぶなの実の床掃除や明日の米研ぎや洗濯物を畳む事をバリバリと行なって下さっています。何故か、夜のほうが日中よりも仕事のやる気が出るようなのです。いつも、一通り仕事をこなすと「終わったよあんちゃん!」と自慢げな笑顔で教えてくれます。
以前の僕の支援の仕方は、このような事があった時には「昼夜逆転」になるからと、部屋を真っ暗にして何か活動に繋がりそうな物は全てしまっていました。でもその方は結局、寝ませんでした。そうして寝ないその人を「困った人」だなと思っていました。
確かに、夜遅くまで起きているとサーカディアンリズム(概日リズム)が乱れてメラトニンの分泌も上手く出来なくなるので、上手に睡眠出来なくなると言われています。
ですが、不眠の要因というのはそれだけではないですし、実際のところAさんは全く眠れないという事は無く、又、たくさん眠る日もあります。
何より、Aさんが仕事をして満足そうにしている姿は、真っ暗な空間の中でボーっと佇んでいる姿より、健康であると思います。本当に毎日昼夜が逆転してしまった時には、又眠れるように何か考えねばと思うのですが、安直に夜になったら即眠らせるという思考だけが、入居者さんの生活にとって「良い」とは言い切れないと思います。実際に深夜にJ-WAVEを聞いて健康になっているケースもありますし。
ですから、僕が将来グループホームに入居する事になったら、まずは毎週土曜だけは、昼夜逆転させて欲しいなぁ、なんて思いますし、その時の申し送りでは「佐藤さんは昨日は昼夜逆転ありました」じゃなくて「佐藤さんは昨日はJ-WAVEでした」と申し送って貰いたいです。そんな風に考えると未来が明るい感じがします。
今日も有難うAさん。Aさんのおかげで今日も洗い物も洗濯も上手に出来ました。僕は洗い物も洗濯も凄く苦手なので本当に助かっております。