「私は無宗教です」こういう人が日本人には多いと思われますが、ふと思うのです。
実は『無宗教』という宗教なんじゃないのか!?
人は幼い頃から『正義は勝つ』といった道徳観の中で育ちます。3歳の娘が大好きなア○パ○マンなども、正義を謳って暴力で解決します。
世界を見渡してみても、“信じている『正しさ』を正義に悪を斬る”という構図が歴史を振り返ってみてもウンザリするほど繰り返されてきています。
いじめ・虐待・殺人・自殺・・・毎日のニュースの中で当たり前に耳にするようになりました。そして『加害者』と呼ばれる人物を責めることだけで何も考えようとしない世の中・・・こういう社会は、他でもない自分たちが作り上げた結果ではないかと思うのです。悪者を責め立てても何も問題は解決はしません。次の罪を作るだけです。突き詰めていくと皆が被害者なのです。
入居者の方々がそういうことを提示してくれます。それぞれの『正しさ』があり、それをお互いに尊重しながら生きていきませんか?と静かに問いかけてくれています。
このままではいけないと誰もが感じていることだと思います。
自分にできることからはじめたい・・・『無宗教』の私も一生懸命考えたいです。