今年の夏の始まりに、ご縁があって家族が増えることになりました。
ただし、言葉を交わせない家族です。
生後2ヶ月の子猫ちゃんが、我が家にやってきました。
私は、どちらかと言うと犬より、断然猫派です。幼少の頃は何匹か飼った事がありましたが、一昔前は随分とたくましく育てたもので、動物病院などかなりの高額であることもあり、全く通院することもなく、そして食事も人間が食べる物を与えていたように記憶があります。
ここ最近は、動物本来の体質等を考慮した食事が充実していたり、ペット保険などもあって、動物病院も通い安くなったと思われます。そして、動物の生涯を守って生活するようなhow too本も多く出ています。
このように猫生を充実させて育てていく事は初体験でもあり、また生き物と一緒に暮らす事の責任重さに、可愛さはあってもなかなか踏み切れなっかったのですが、テレビ放送でかわいいペットの番組を見たりしていると、とても愛らしい表情に魅了され、現実の世界で癒やしてほしいと求める気持ちを密かに持っていました。
そんな中、ご縁というものは本当にトントン拍子に進むもので、更に、元の飼い主さんの
お世話が行き届いていて、元気な子猫が今では家中を飛びはねています。
最初は、声もかすれるように鳴いていて、身体も800gと少し小ぶりなので、か弱い
姿に心配も絶えなかったのですが、日に日に大きくなり今では2kg近くに成長しました。
そして行動もとても大胆になってきました。
大げさなようですが、お陰で家中の模様替えは毎日しているようです。
もともと家に来る当初から猫が生活出来る環境に万全に備えていたわけではなかったので、好奇心旺盛な猫ちゃんには興味をそそる場所が狭いながらにも多くあります。
いろんなものが崩され、倒されています。台所や風呂場など危ないところへ行かないようにゲートも作りましたが、今ではそれは「脱走」さながら突破しています。
そして、イタズラが過ぎて色々なものを破壊し、とにかく興奮してどうしようも無い時もあり、お手上げ状態になることもあり、少し腹立たしい気持ちになりかけるのですが、その後のかわいい表情や仕草にすぐに折れてしまいその気持ちも失せています。
好奇心があることは当然のことだし、暴れる?ことにも理由もあると思います。日中は長い時間、ゲージの中でお留守番をしているわけですから。そして少しずつ鳴き声の変化で
お腹がすいたのか、甘えたいとか、寂しいよなどの気持ちが伝わってきているように思います。まだまだ長い猫性が幸せであるかどうかは、飼い主によって左右されます。
我が家の猫ちゃんが、幸せに猫らしく過ごせるように頑張りたいと思います。
癒やしをくれるこの猫ちゃんに対しての恩返しです。
また、言葉を交わせなくても気持ちを通わせる事ができると信じています。
私達の仕事は、他人に気持ちを伝え切れない方の支援をしています。
新しい家族のお陰で、また、初心に戻って勤めなければという思いなりました。
アセスメントをしっかり、いろんな引き出しを持って対応できるように頑張りたいと思います。