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【1年間で感じたこと ~入居者様の素顔~ 】   ぶなの実3F 原田

2014年02月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

昨年の1月下旬に、この”ぶなの実”の職員や入居者様達に出会って勤務を始めてからちょうど1年になります。この1年間を振り返ってみると、1年でこんなに入居者様は大きく変わるものなんだなぁ・・・と思いました。中には殆ど変化がない方も居れば、ガラッと変化する方も居て、すごく驚いています。流石に1年間一緒に居ると、入居者様の個々の素顔が色々と解ってきました。そこで、私が感じた入居者様の素顔について、記していきたいと思います。
この1年間は、正直苦難の連続でした。どうやって対応したら良いか、どうやったらお互い納得できるように伝えたら良いか、今でも悩みの種になっています。ある女性の入居者様(以下Aさん)と食事の準備の為に包丁を使って野菜を切っていると、別の女性の入居者様(以下Bさん)から「この野菜はこうやって切るものです。貸しなさい!!」
と言われて(最早これはAさんに対する嫉妬か!?)、Aさんは気分を悪くされてしばらく不穏になってしまい、どう気持ちを穏やかにしてもらったら良いか悩みました。この時は少し距離を置いて頂いたりして、しばらくしたらお互い何事も無く会話をされていました。他にも、食べ物にやたら執着心があって、私が声を掛けると怒られたこともありました。ある男性の入居者様(以下Cさん)に、午後のおやつとして別の職員が柔らかい小さなロールケーキが数個入った袋(これはCさんのものではなくて、皆で食べようと買ってきた物)を差し上げると、Cさんは取り出して食べ始めます。そこに私が、Bさんがひとつ欲しいと言っているので、頂けますかと言うと、ものすごい剣幕で「これは私のだ。Bさん? なんでBさんのものになるの? もう嫌になっちゃう。」と怒ってしまったのです。私の言い方が良くなかったのかもしれませんが、どうしてこうなったのか、未だに良くわかりません。しかし、Cさんにもここだけは譲れぬというものがあるんだなぁと、新たな発見にもなりました。
この仕事を始めてから、改めて世の中色んな人間が居るんだなぁ・・・と、つくづく感じます。

16:17 | Posted by admin