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【お誕生日のできごとから。】  つげの実 西田

2017年09月30日 | つげの実

つげの実の利用者様は、夏から秋にかけてお誕生日が続きます。
7月は、アイスケーキ、茶月のお寿司、手作りのフルーツポンチでJ様94歳のお誕生日のお祝いをしました。皆さんから「いくつになったの?」「何年生まれ?」「大正生まれすごいねー」「おめでとう!」「ありがとう」とシャンパングラスを持ちながら利用者様同士の会話が行き交ったり素敵な時間でした。
つげの実利用者様の平均年齢は87歳。皆さまとてもお若く見えます。
8月終戦記念日が近づいた頃、利用者様同士でお話されていました。
「なになに?」と私が首をつっこむと「東京大空襲の話をしていたんだよ。原爆も大変だったけど東京もひどくやられたからね・・。」とお話して下さいました。とても実感こもっていました。またゆっくり聞かせて頂こうと思います。
そして8月は、T様86歳のお誕生日を皆さんでお祝いしました。
「この年で祝われてもてれくさいねー。でもこんなに祝ってもらったのはじめてだよ。うれしいね。ありがとう!」と照れながらも皆さまからあたたかい拍手。
アイスケーキにたてられたロウソクをしばらくうっとりした表情で見つめたあとフーッ!と吹き消すTさんがとても印象的でした。
私もおめでとうな年と言えなくなったな・・・なんて言いそうになりますが、そんな事ない。お誕生日を迎えられた素晴らしさを思いきり感じる大切な日と改めて思いました。
Happy Birthdayを楽しみに。

10:50 | Posted by jizai

【KさんとSさんと買い物】  つげの実 山越

2017年08月31日 | つげの実

まず新しく7月からKさんがつげの実に入られこれで9名となりました。
Kさんは明るい方で洗濯畳や料理まで出来る方で直ぐにつげの実の生活になじんでいます此間、KさんとSさんとでお昼ご飯の話になり2人で冷蔵庫の中を見ながら食材を選んで相談していました。
冷蔵庫の中をみながらその日のお昼は何にしようかと話し合っていました。
2人とも食材を切りながら「この野菜は炒めた方がいい」など分担して作業に取り組んでいたらお買い物に行きたいと話されていたのでサカガミに一緒行くと先程に作られていた食材に合う物を探していた二人は本当に仲がいいと思いました。
帰ってきてからもKさんとSさんと一緒に昼食作りを手伝いました。
色々と包丁の切り方や炒めるのも何でも出来るようで僕の方が教えて貰ってばっかりで色んな作り方があるのではと勉強になりました。
またしもふり商店街では7月22日には縁日がある事もお話しています暑い日が続きますが2人にとって初めての縁日になりますので気をつけて楽しんで頂ければと思います。

10:26 | Posted by jizai

【新しく利用者様がご入居されました】  つげの実 宮松

2017年07月31日 | つげの実

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先日、つげの実に女性がご入居されました。これで定員9名が勢ぞろいです。そして、完全なる女性社会が構築されました(笑)。その利用者様は、とても活動的でよく動かれます。
とてもバイタリティに富んだお元気な女性です。先日も、私が他の利用者様とお誕生日外出で行った、東京ドーム(読売ジャイアンツVS中日ドラゴンズ)へ試合観戦に行った話をしていますと、近くで興味深そうに聞いていらっしゃいました。わたしも東京ドームになる前の後楽園球場へは野球観に行ってたのよ~と、ジャイアンツがお好きとのことです。うーん、ON時代の頃ですかね~? ご旅行も定期的に行ってらっしゃるようですので、野球観戦などもいずれご一緒できたら喜んで下さるかなと思います。つくづく思うのですが、利用者様がお元気だと我々職員も、気分を盛り上げやすいといいますか、つられて(?)元気になります(笑)。さすが熟女パワーは、永久に不滅です!(どこかで聞いたセリフ…)勢いがありますね。この記事を書いている頃は、ご入居されてまだ日が浅いのですが、これからたくさんお話しをうかがっていきたと思っております。

10:20 | Posted by jizai

【優しいスタッフ】  つげの実 蔵田

2017年06月30日 | つげの実

今回は、あるスタッフと入居者さんたちとの関わりということのお話をします。
そのスタッフは、3年目ほどの非常勤の方なのですが、
とにかく優しいということです。入社当初もそうだったのですが、ずっとその優しさは変わらず続いております。ぼくは、そのスタッフに入社して間もないころに、こんなことを言った事がありました。
「この仕事は、優しいことは大事なこと、必要なことだとは思うが、優しすぎるとときには入居者さんたちの力を奪ってしまい、いつまでも元気でいられなくなってしまうこともある。」と。
約3年が経ち、この言葉は考えさせられる結果となりました。
そのスタッフが台所で洗い物をしていると、1人の入居者さんがそれを見ていて近くに来て「手伝おっか」「手伝うよ」と言って一緒に台所で行っている姿を幾度となく、見ておりました。
もう一人の入居者さんは、そのスタッフが出勤してくると、「○○さんだ、○○さんだ」と言ってうれしそうに喜ばれます。退勤する時には「また来て下さいね、また来て下さいね」とお見送りをされます。
ぼくらは、ついつい多くの言葉をかけ過ぎてしまったり、自分のことは自分で、自分で考えて、と安易に言ってしまうことがありますが、本当に親切に丁寧に関係性を築いていくとそれはかならず相手や周りの人たちには伝わるものということをあらためて気付かされました。
その気付きは、グループホームで仕事をして入居者さんたちと一緒に生活をしているからではないかと感じております。
これからも大切なことをより多く感じられるようになれればと思っております。

17:13 | Posted by jizai

【出会いと別れ】  つげの実 新山

2017年05月31日 | つげの実

4月より、のんびり家2階からつげの実へ移動になりました。
のんびり家での最終日の仕事もそろそろ終わる頃、MさんとYさんの娘さんがわざわざ来訪されて私にお手紙を書いてきてくれました。
本当に嬉しい瞬間でした。別れる時は母親または祖母と別れるような気持で言葉にできない瞬間でもありました。
最後の挨拶をするとTさんが「先生なんで行っちゃうの?ダメ!!」と険しい表情をしながらも涙を流してくれました。
色々振り返り、私は、約6年間のんびり家で働いてきて本当に良かったと心から思えて感謝する事が出来ました。
のんびり家の職員、入居者方、ご家族の方、本当にお世話になりました。
先日、最後にのんびり家のどっこいしょ記事を書いて同じような記事を書いた記憶がありますが・・・笑つげの実で、新しい出会いがありました。
また、ドラマが始まる予感がしています。日々、感謝の気持ちを忘れずに仕事や生活できたらなと思います。

17:25 | Posted by jizai

【女性ならではの気遣いとやすらぎ】  つげの実 西田

2017年04月30日 | つげの実

最近、つげの実のトイレットペーパーが、三角に折られています。
どなたから始まったのかわかりませんが、トイレットペーパーが三角に折られている事が増えました。私が三角にするのをうっかり忘れても、次にトイレを利用した時にはきれいに三角にトイレットペーパーがきれいに折られています。
素敵な女性のたしなみ。自分は三角にする感覚も遠のいていたのでハッ!と気づかせて頂きました。
利用者様同士、時にはイライラして感情をぶつけあってリビングが重い雰囲気になる事もあります。そんなある日重い空気の中、「ちょっと落ち着きましょ」とさりげなくお茶をだしてくださったS様。
イライラされていた利用者様が「ありがとう」とお茶をうけとり穏やかな空気に戻ったことがありました。気遣いと優しさを感じつつ・・・。
先日の明け方の地震・・・。夜勤ひとりの時間帯は特にピリリと緊張感がはしり「このあと大きな地震がきたらどうしよう・・」と地震の度に不安と緊張感でいっぱいになります。たまたまリビングでお茶を飲んでいた利用者様と一緒にTVの地震速報を見ながら「揺れたね」「大丈夫よ」と声をかけて下さりホッと冷静にもどれる自分がいます。
 今、利用者様の男女比でいうと女性100%ですが、女性ならではのやさしい空気を感じる今日この頃です。

08:55 | Posted by jizai

【Uさんとの夕食作りでの出来ごとについて】  つげの実 山越

2017年03月31日 | つげの実

夕食の時間になると献立を決める話しをしますが何でもいいとか同じメニュしか出ない時がありますが冷蔵庫から食材を持ってくるとスムーズに話が出る時もあります。
つげの実の利用者様で料理がうまい利用者様がいて何でも献立を決めても食材の切り方から味付けまできちんと作らないとたまに怒られていますが何でも作れる姿を見ていると自分も家でUさんから教わった料理は作ったりしていますがまだまだ勉強が必要だと思いました。
Uさんは季節の料理にも詳しく1月~12月まで作る料理がある事を聞いた時はびっくりしました。
Uさんの料理の中で一番好きな料理は親子丼で鶏肉の皮が付いている物とか玉ねぎの切り方から味付けまできちんと作られていてあんなに玉子がふわぁと出来上がるのは昔から作ってきているから出来る技なのだと感激しています。
今は男の人でも料理を作れないと行けない時代だと思いますので色んな事を勉強して教えて貰いたいと思っています。

16:25 | Posted by jizai

【女の戦いパート2】  つげの実 宮松

2017年02月28日 | つげの実

前回に、つげの実女性軍の「女の戦い」をお伝えいたしましたが、再び始まりました。
今度は、数年つげの実で生活されている女性利用者様と、数か月前ご入居されました女性利用者様との出来事です。
リビングで一緒にいらっしゃるとき、いつもではないのですが、お顔を合わせれば険悪な雰囲気になり、バカ!何なのよ!など二人の間に言い合いが始まります。事前にそうなる雰囲気の前に、職員が未然に防ごうと利用者様に話しをしたり、手は尽くしますが、正直言いまして毎回できるものではありません。職員が視界からいなくなるのを見越してか、いつのまにか勃発します。
お二人のやり取りを聞いていると、お互い言い合って最後に自身が言い終わる、つまり最後に言い返さないと気が済まない、私の姉もそうで、口ゲンカをして最後に言葉を発し、言い負かしたということに勝ちを感じるのでしょう。
女性特有の感情と思います。皆が皆とは限りませんが、女性は本来感情的な生き物ですのである程度言い合ってから気が済むみたいな…。ですので、勃発した時は、仲裁はいきなりは入らずに、ある程度言いたい事を言って頂いて、その辺でというところで私は仲裁をしています。
ただ、女性同士の戦いに女性が入ると・・・なお、こじれるような予感がしております・・・。

09:10 | Posted by jizai

【女の戦い】  つげの実 宮松

2017年01月31日 | つげの実

つげの実の利用者様は、全て女性で生活されています。
上記の題名の「女の戦い」ですが、色々な戦いがあります。
例えば、リビングでの椅子取り合戦です。現在つげの実は8名いらっしゃるのですが、内2名はマイ車椅子使用をされており、実質6名でのひそやかな合戦が繰り広げられております。
ご婦人方の一番の「特等席」と言うのは、テレビが一番見やすい場所、つまり座って顔を上げると真ん前にテレビがあることころです。
そこに座られる事が多いあるご婦人は、そこが空いていないと、近辺の席にとりあえず座られます。
しかし!
特等席が空くと、その瞬間にシュッ!とまるで一人椅子取り合戦のように、そしてまるで某アニメの加速装置を使用したように瞬間移動されます。そして満足げにされ、お茶を飲んでいらっしゃいます。
また別のご婦人は、リビングに人が少ない時を見計らって、スッと自然に特等席にちょんと座られます。
ひかえめな利用者様もいらっしゃって端の方に座られるかたもいらっしゃいます。
本当は皆さん特等席が大好きのようです。
ただ、以前、男性の利用者様がいらっしゃったことがあるのですが、その男性は、ご自分の指定席のようにずっとそこに座っていらっしゃいました。そこはやはり、皆さん男性社会の時代の女性ですよね、不満や文句は一切言わず、暗黙の了解で認めていらっしゃいました。
ちょっとした人間模様です。
以上、今回のひそやかな「女の戦い」でした。
次回の「女の戦い」を乞うご期待下さい。

09:12 | Posted by jizai

【思い出の味】  つげの実 西田

2016年12月31日 | つげの実

つげの実で働かせていただいてから3年目になります。まだまだ慣れていませんと言ったら怒られますね。でも日々感じる新鮮な気持ちとドキドキ感は大切にしたいと思います。
私が、「どっこいしょ」の記事を書かせていただく時、食べ物に関する話題が多いかもしれませんが、今回も食べ物の話題です。
 利用者様と外食するにあたって「外食はどこがいいですか?」というお話している時みなさん表情豊かに「そうねー」と色々お考えになられます。
色々な選択肢の中で選ぶ楽しみもあると思います。
これまで外食をご一緒させていただいたS様は、「私は牡蠣が大好きなの!」と牡蠣専門レストランで牡蠣づくしを満面の笑顔で「おいしい!」と口いっぱいに頬張り堪能されていらっしゃいました。またH様は、ご家族で良く行かれた天ぷら専門のお店に行き、昔懐かしい思い出話と共に天ぷら料理を味わい、店員さんにも「とても美味しかったわ」「昔よく来たの」と話しかけ、店員さんとのお喋りにも花が咲きました。
 ちなみに私の「思い出の味」は、銀座アスターです。家族とよく行った場所は、思い出と共に残るのだと思います。「食」は。毎日の中でも欠かせません。
朝食の目玉焼きを作られる時も、塩味派の方、醤油派の方、玉子かけごはん派とそれぞれ違います。
何気ない日々の中でも、おひとりおひとりの「味」「食」「楽しみ」を大切にできたらと思います。

08:21 | Posted by jizai