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【敬老会】   とちの実 西田

2011年11月23日 | とちの実

こんにちは、とちの実の西田です。寒い季節となってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
9月の話になりますが、敬老の日に合わせてとちの実でも敬老会を行いました。
とちの実の最長老Tさんに乾杯の音頭をとっていただき、注文してあった懐石弁当を頂きました。そのお弁当箱に宮内庁御用達(!)という文字を見つけて入居者さん達も盛り上がって、普段よりも少し贅沢なお食事を楽しまれていました。
お食事をとることの出来ない入居者さんにはアロマのお花を贈り香りを楽しんでいただきました。Kさんのお部屋は現在チェリーの優しい香りで包まれています。
せっかくなので、全体で楽しめる何かを贈りたいと思い、どんなものが喜ばれるのか考えをめぐらせましたが、これがなかなか定まらず、入居者さんたちにリサーチしてみたりスタッフにアドバイスを求めたりして、童謡や歌謡曲などのCD、カラオケセット、落語やお笑いのDVD、などなど色々と候補が上がるなか、結局「男はつらいよ」のDVDを贈りました。
どんな物を贈ったら、どんな反応が返ってくるか、贈り物を選ぶ時はいつもドキドキします。相手のことを、笑顔を考えて、思案する時間は楽しいです。
今回は私と違う時代を生きている方々、手に取るCDやDVDのタイトルも、明治、大正昭和と幅広く、私の知らないものばかり。寅さんは時代背景が入居者さんに受け入れやすいかな・・・と考えて購入しました。
敬老会当日はバタバタしており落ち着いて鑑賞できなかったのですが、後日、寅さんを見ると、その時代に触れたような気持ちになり、とちの実の皆さんもこんな雰囲気の中で生活していたのかなあ?と想像が膨らみます。
今年は恐ろしい震災もあり、家族や友人など身近な人々と向き合うことの大切さを強く感じました。
贈り物を考えながら入居者さん達へ思いを馳せる時間も、向き合うことへ繋がっていくと思います。人と人との繋がり、向き合うことをないがしろにせず、ひとつひとつ築いていきたいと、皆でのんびり寅さんを観て、敬老の日の贈り物から、そんなことを改めて考えさせられました。

14:08 | Posted by admin