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【散歩道】   ぶなの実3F 国谷

2010年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実3F

始めまして。ぶなの実で入居者さん方に名前を忘れられたら、一緒に指を出し『1、2、3、4、5、6、、、7!!ななっ!?』あっ!ななちゃんだぁー!と毎日恒例のように行ってる国谷です(笑)それがやけに楽しくて。少しでも覚えてもらえる事に日々感謝をしてます。
ぶなの実に来て三ヶ月になります。スタッフの皆とは、オープン前の準備を入れると四ヶ月になりますね。仕事を新たにスタートする時は不安が沢山ありました。ですが、今こうして勤め新たなスタートを前進してる楽しさ、喜びが毎日新鮮で私にとって入居者さんが恋人の様に。。。逢うのが楽しみです。
去年の3月横浜から東京に来てウダウダと三ヶ月経ち、四ヶ月経ち、やっとたどり着いたぶなの実っ!!
スタッフとの新たな出会い。入居者さんとの新たな出会い。新たなスタート。その前までは『感情、嬉しさ、楽しさ、笑顔』などわからずに生きていました。けれど、新たなスタートで笑顔ってこんなに楽しくて、こんなに悔しいと思う気持ちにもなり、自分にとって初めて思った気持ちでもあります。最近では入居者さんに『待つ』と言う意味や行動を教わりました。簡単なようで難しい。それを自分なりにマイペースに壁を乗り越えまた。新たな壁に打ちあたり悩み、泣き、笑い、考え、進んで行く事に気がつきました。私は一人ではなく入居者さん、スタッフ、共に教わり、叱られ一歩踏み出して行きたいです。もう一歩きしたく、最近では、入居者さんと一緒に楽しく写真ビデオに写り、一緒に見て笑い合いたいと思っています。(笑)
散歩をしている道乗りの中、石に躓きそれは、単なる小さな石であっても私にとって大きな岩みたいにでかい壁。
飛ぶのではなくスコップで時間がかかってても少しずつ崩し、どう進むのか一歩前進、前に進む新たな道を散歩中です。散歩は楽しいです。

15:40 | Posted by admin

【ある日、ふと思うこと】   ぶなの実1F 木村

2010年11月03日 | ぶなの実::ぶなの実1F

私は、高齢の猫を2匹飼ってます。私にとっては、大切な家族の一員です。マイペースな猫は、遊び、鳴き、食べ、気ままに過ごしてるように見えるのですが、それでも毎日、何かを訴えかけて来ます。言葉が通じない為、いったい何が望みなんだろう…と考えます。
同時に思うのは、利用者さんはどうしたら望み通り過ごされるのか…と、言う事です。水分摂取一つ取っても、脱水症状を起こさせない為に水分を取って頂かないといけない。もちろん、自立支援を目的としてるので「飲んで下さい」とは言えない。それでも、水分を取って頂くようにもっていく。それは「トイレが近くなるから水分は取りたくない」と言う、利用者さんの望みとは反してますが、脱水症状で倒れたら大変です。こんな細かい事に対してでも、利用者さんの「気まま」に過ごして頂けない事もある。でも、あくまでも、利用者さんの希望と利用者さんの為になる事が必ずしも一致しない。これが、見守り介護の日常生活の難しさだと思います。その中で、少しでも利用者さんの「望み」に近い生活に協力して、笑顔を見たいと思います。

15:39 | Posted by admin

【“さようなら”の語源を探る】   つげの実アパート 礒田

2010年11月03日 | つげの実アパート

私はわからないことがあればすぐに人に聞いていたので、「自分で辞書で調べなさい」とよく言われていました。
今は辞書を引っ張り出さなくても、パソコン(インターネット)ですぐに調べることができる有難い時代になりました。
それでもまだ、肝心なことがわからなかったりします。(探し方がわるいのか?)
ある日、つげの実アパートにお住まいのMさんと一緒に歯科受診した際のこと。待っている間に何気なく手に取った雑誌に紹介されていた『日本のこころの教育』(境野勝悟 著)
という本が気になり読んでみることにしました。ある高校の全校生徒及びその父兄の前で著者が講演した内容をまとめたもので、昭和7年生まれのかつて国語の教師であった著者が、まだ若いころに「さようならの意味をしらべなさい」と言われ困ってしまいます。日本人にもかかわらず自国の挨拶の語源がわからない・・・私も気になりパソコンで検索してみましたが、なかなかわかりませんでした。
Mさんは普段からラジオをよく聞いています。私もMさんの影響でラジオ生活になりました。映像がないので、天気予報は集中して聞かないと聞き逃してしまうのです。如何に視覚の情報に頼っていたのか実感しました。
それからはMさんとのラジオ談義がひそかな楽しみだったりします。
先日Mさんが「なんだか眠れなくて深夜の番組を聞いていたんだけど、ラフカディオ・ハーンって知ってる?」と話し始めました。
実は上記の本に、ラフカディオ・ハーンさんの話が登場します。(明治の中期に来日し、日本に帰化して小泉八雲となった人物)私はうれしくなり、本の話をしました。
なぜ日本では、別れ際に「さようなら」と言うのか?なぜ「おとうさん・おかあさん」と呼ぶのか?日本の国旗はなぜ日の丸になったのか?・・・そして日本人とは何か?という問題に発展してゆきます。
私たちの祖先はどのような想いで人生を送ってきたのだろうか・・・と読み進めていく内に、名も知らぬ方々の人生が連綿と受け継がれて現在の自分が在るということを実感し、日本人としての私がとても意味深いものになってゆきました。
昔の日本人は朝日を拝んでいたといいます。そんな話をMさんとしていると「そういえば私のおばあさんは太陽に手を合わせていた」とのこと。
今まで誰もこのようなことを教えてはくれませんでした。Mさんをきっかけに大切なことを知った者として、多くの日本人に知ってもらいたい。どうか興味を持った方はまずご自身で調べてみてください。(諸説ありますが、あまり納得できるものがありません)
もちろん、この本の貸し出しも受け付けますよ(笑)

15:10 | Posted by admin