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【親の存在】   とちの実 宮崎

2012年10月02日 | とちの実

朝夕涼しくなって来ましたが、まだまだ暑い日が続いています。皆さんは元気にお過ごしでしょうか?
どっこいしょの当番が回ってくるといつも何を書こうとない頭を悩ませています。今回は母のことを書きたいと思います。
私の母が6月に健康診断で乳がんが発覚しました。
この事実に本人が一番ショックだったでしょうが、親が死んでしまうかもしれない病気にかかって、近い将来本当に死んでしまうんではないかと、かなり不安になりました。
幸いステージ1の段階でわかった物だったので手術と放射線の治療で何とかなりそうだということで安心したのですが、親はいつまでも元気であるものというイメージがあって、親族の老いを見ないようにしてきた感が否めません。
今までも、脳梗塞や、くも膜下出血という大病をしてきた母なのに、その都度、驚異的な回復力で復活してきて、「なんか大丈夫。死なない」と変な根拠のない自信があったのですが、今回の病気は、もし親が今居ないくなったらと思うと、何も親孝行してないし、というか未だに実家ぐらしの脛かじりだし、孫の顔が見たいとか言われれば、結婚して子どもを生むだけが幸せじゃないとか屁理屈を言ってみたり、素直にそうだねと言った試しが無いことに、はたと気が付いてしまい妙に反省をしてしまいました。
これからもっと親の死が身近なものになってくる時が来る前に、もう少し1人前のしっかりとした人間になった姿を見せて安心をさせてあげたいなと思う今日この頃です。

18:05 | Posted by admin